360万人のクレジットカード情報が流出(Egghead.com) | ScanNetSecurity
2024.04.16(火)

360万人のクレジットカード情報が流出(Egghead.com)

 オンラインで家電製品やコンピュータを販売する中規模小売店Egghead.com(本社、カリフォルニア州)は12月22日、同社のシステムにハッカーが侵入し360万人に上る顧客のクレジットカード情報を盗んだ可能性があることを発表した。同社の広報担当によると、同社は顧客が

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 オンラインで家電製品やコンピュータを販売する中規模小売店Egghead.com(本社、カリフォルニア州)は12月22日、同社のシステムにハッカーが侵入し360万人に上る顧客のクレジットカード情報を盗んだ可能性があることを発表した。同社の広報担当によると、同社は顧客が買い物をする度にクレジットカード番号を入力する手間を省くため、サイトにクレジットカード番号を保存できるようにしていた。犯人はそのシステムを悪用し、膨大なクレジットカード番号にアクセスしたと見られている。

 Egghead.comの顧客データ流出事件を受けて、カナダでオンライン旅行会社Tripeze.comを経営するPaul Verhoeff氏は、コンピュータのセキュリティ問題に関し次のように述べている。「電子商取引を行うサイトにおいて、クレジットカード関連のセキュリティ侵害を回避するポイントは、クレジットカード番号をファイルに保存しないことである。Tripeze.comは最先端のセキュリティ・システムを導入していると自負しているが、100%安全だという保証はない。そのため、顧客のクレジットカード番号はファイルに保存していない。我々は、そのような措置を講じることがとても重要であると考えている」と述べた。

 殆どの大手クレジットカード会社はこのクリスマスシーズンに、インターネットで買い物をして詐欺に遭った場合、そのクレジットカードの保有者は全ての責任を免れる“責任ゼロ”計画を導入した。オンラインで買い物する消費者の不安感を取り除くことが目的だ。ある統計によると、カナダの消費者の75%がオンライン・ショッピングを行う際、クレジットカード情報の漏洩が不安だと回答している。
《ScanNetSecurity》

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