Microsoft社、VeriSign社、webMethods社は12月13日、XMLアプリケーションを使って公開鍵インフラ(PKI)とデジタル認証の統合を簡略化する仕様を発表した。上記の3社は共にXMLの仕様“XML Key Management Specification”(XKMS)と称する仕様を発表し、オープンなインターネット標準としてWeb標準化団体に提供する予定だ。 XKMSは、ソフトウェア開発業者がウェブベースのアプリケーションにおいて認証手続きおよびステータス照合の取消しのようなオンライン認証、デジタル署名、暗号化サービスなどを統合するため設計された。またXKMSを使用することで、ソフトウェア開発業者はPKIソフトウェア・ベンダーの著作権を有するソフトウェア・ツールを購入して使用する必要がなくなる。そのスペックはサーバ上の信頼性のあるファンクションで稼動し、プログラムされたXMLトランザクションを介して利用可能となる。またXKMSはWeb Service Description LanguageとSimple Object Access Protocolの標準に対応している。 Microsoft社は、B2B(企業間取引)およびB2C(企業-消費者間取引)の両方の環境に対応しているMicrosoft.NetアーキテクチャにXKMSに組み込むことを発表した。