11月6日の深夜、共和党全国委員会(RNC)と民主党全国委員会(DNC)双方のウェブサイトが攻撃された。米国市民が大統領選挙の投票に行く数時間前のことである。ハッカーはRNCのウェブサイトを大統領候補であるGeorge W Bushテキサス州知事を痛烈に批判するメッセージに
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11月6日の深夜、共和党全国委員会(RNC)と民主党全国委員会(DNC)双方のウェブサイトが攻撃された。米国市民が大統領選挙の投票に行く数時間前のことである。ハッカーはRNCのウェブサイトを大統領候補であるGeorge W Bushテキサス州知事を痛烈に批判するメッセージに書き換え、Al Gore副大統領の選挙戦サイトに繋がるリンクを貼った。共和党員はこの攻撃を政敵である民主党の仕業と見なし、選挙運動の妨害を目的とした不正工作と糾弾した。しかし、当の民主党サイトもハッカーの攻撃に遭った。DNC職員はハッカーが民主党サイトを標的にして膨大な電子メールを送りつけたため、機能停止に陥ったことを明らかにした。両サイトとも米国市民が投票所へ行く11月7日の午後には復旧した。
Information Risk Management社のオンライン・セキュリティ専門家Richard Stagg氏は今回の事件に関し「どのような時でも攻撃を阻止し、ウェブサイトの安全性を確保することは可能だ。両党は攻撃されることを予測できた筈だ。重要サイトの安全性を確保できなかったサイト管理者は“職務怠慢”である」と述べた。