McAfee社は、企業のネットワークがハンドヘルド機器を介してウイルスに感染するのを防ぐアンチウイルス・ソフトウェアを発売した。新製品“MacAfee Virus Handheld”はPalm OS、PocketPC、Windows CE、Symbian EPOCモバイル・プラットフォームを保護するもので、PCにインストールされPCとハンドヘルド機器の間で転送された全てのファイルをスキャンする。そして、そのソフトウェアのデータベースはインターネットで自動的に更新される。価格はハンドヘルド機器5000台レベルで年間1台あたり12ドルとなっている。 同社の製品販売責任者Ryan McGee氏は次のように述べた。「ハンドヘルド機器が社内ネットワーク上でPCと同期化するたび、そのネットワークはハンドヘルド機器を媒体としてウイルスに感染する恐れがある。中でも一番恐ろしいのは、企業の社員がアンチウイルス・ソフトを装備していない自宅のPCとハンドヘルド機器を同期化させ、そこからウイルスが社内ネットワークに侵入する危険性があることだ。我々はハンドヘルド機器をウイルス感染の危険性が伴う媒体と捉えている」。 ハンドヘルド機器のOSを狙ったウイルスは、まだ報告されていない。しかしセキュリティ専門化は、ハンドヘルド機器が広く普及するにつれ、その脅威は高まると警告した。