Silicon Graphics社のLinda Walsh氏は7月上旬、英国で開催された『Unix User Group Linux 2000 開発者会議』で、政府機関のコンピュータ・システムにLinuxの導入を検討している政府にとって最大の懸念は、Linuxにサード・パーティ(第三者)による検証、検定、評価がな
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Silicon Graphics社のLinda Walsh氏は7月上旬、英国で開催された『Unix User Group Linux 2000 開発者会議』で、政府機関のコンピュータ・システムにLinuxの導入を検討している政府にとって最大の懸念は、Linuxにサード・パーティ(第三者)による検証、検定、評価がないことだと指摘した。同氏によると、基本ソフトLinuxは、セキュリティ評価に関する国際規準である『Common Criteria(CC)』の要件を満たしておらず、またLinuxは機密情報を送信もしくは受信する権限を持つユーザとその他のユーザを区別するセキュリティ機能を持ち合わせていないと警告した。そして「各国の政府が安全に政府の機密データを保存または処理できるソフトを検討する際、まず信頼性の高いシステムであることの保証およびサード・パーティの評価を求める」と付け加えた。