インターネット・サービス・プロバイダーEarthLink社は7月18日、同社のDSL(Digital Subscriber Line)サービス加入者のセキュリティを強化するため250万ドル以上を投入しファイアウォールを無料で提供する計画を発表した。セキュリティのアップグレードは、同社のDSLサービス加入者のMacintoshとWindows両方のプラットフォームでダウンロードし利用できる。そのソフトウェアのインストールに関する詳細は、来月(8月)末までにを電子メールで加入者に通知される予定だ。 EarthLink社の広帯域サービス担当上級副社長Mike Lunsford氏は、加入者がシステムに対しセキュリティ上の不安を抱いているのならば、我々は何らかの対策を講じる必要があるとし「広帯域サービスの加入を考えている人たちにとって、セキュリティは最大の関心事だ。今回の措置により、弊社のDSLサービス加入者のみセキュリティ上の不安は払拭されると思う」と述べた。同社はDSLサービス加入者を増やすため、ファイアウォールの無料提供の他に300ドルのインストール費用も無料にする予定だ。現在50,000人以上のDSLサービス加入者が同社の高速回線サービスを利用している。 Yankee Groupの報告書によると、広帯域ユーザの70〜80%が外部からシステムをチェックされており、50%が攻撃を受けたことがあると回答している。