欧州議会は現在、世界規模の監視ネットワーク“エシュロン”の脅威について調査を行っている。米国が主体となって運営するエシュロンは英国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアの協力を仰ぎ、全世界の通信傍受が可能とされているネットワークだ。情報筋によると、フランス代表の議員7名がエシュロンに関する調査にあたっているという。 緑の党のフランス議員Alima Boumediene-Thiery氏の広報担当によると、緑の党はすでに調査委員会を設置するための十分な議員署名を集めており、調査委員会ではエシュロンにおける英国の役割を解明し、エシュロンに関する情報が欧州連合になかなか入ってこない理由を明らかにする予定だ。