株式会社ディアイティは2月15日からAdobe Acrobat Reader対応のデジタルコンテンツ セキュリティシステムPageVault(ページボルト)の販売を開始した。 PageVaultは米Authentica社がデジタル文書の安全な配布とページ毎のアクセス制御を目的として開発したシステムで、ディアイティでは昨年8月よりAdobe Acrobat 4.0対応のバージョンを企業ユーザ向けに販売してきたが、最新バージョンではAcrobat Readerに対応し、また従来はユーザ数に応じた売り切りであったが同時セッション数による価格体系が設定されたことにより、ASP(Application Service Provider)のようなサービスプロバイダーへの提供が可能になった。2.PageVaultの機能 PageVaultはデジタルドキュメントを「配布前」「配布中」「配布後」すべてのフェーズで保護するシステムで、Key Serverソフト、Authoring Tool、Viewing Toolから構成される。発行者はAuthoring Toolを使用しPDF(Portable Document Format)で作成されたデジタル文書を暗号化し、ページ単位でセキュリティレベルを設定する。閲覧者はViewing Toolを使用しKey Serverで認証を受けた上で復号化鍵を取得した後、入手した暗号デジタル文書を復号する。セキュリティポリシーや暗号化・復号化鍵はKey Serverで一元管理されているため、Key Server上でポリシーを変更することにより、発行後のドキュメントのコントロールも可能になる。 Key ServerソフトはWindows NTとSolarisに対応し、Authoring ToolはAdobeAcrobat 4.0のプラグイン、またViewing ToolはAdobe Acrobat Readerのプラグインとして実装される。株式会社ディアイティ営業技術グループ山田 英史URL http://www.dit.co.jp/(詳しくはScan本誌をご覧下さい)