【セキュアネットワークとNNCS 〜第3回 NNCS-IPS】(NTTPCコミュニケーションズ) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

【セキュアネットワークとNNCS 〜第3回 NNCS-IPS】(NTTPCコミュニケーションズ)

 前々回、前回の2回に渡り、閉域網VPNの必要性とその長所を解説したが、最終回の今回は、小社がご提供する閉域網VPN「NNCS-IPS」のサービス内容を、実際の構築事例をもとに説明する。

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 前々回、前回の2回に渡り、閉域網VPNの必要性とその長所を解説したが、最終回の今回は、小社がご提供する閉域網VPN「NNCS-IPS」のサービス内容を、実際の構築事例をもとに説明する。

1.NNCS-IPSとは

 NNCS-IPSは、1996年にサービスを開始したVPNサービスであり、それまでインターネットプロバイダーとして培ったネットワーク技術のノウハウをもとに、小社独自のネットワークインフラを用いてサービスを開始。大容量バックボーンと、129にも及ぶアクセスポイント数、高度なセキュリティ性を背景
に、約1000社にも登る企業ユーザ様からのご支持をいただいている。

 基本的に、NNCS-IPS内で使用可能なプロトコルは、近年のLAN構築技術の主流となったイントラネット市場の大幅な伸びにより、TCP/IPのみとしているが、OSやアプリケーションの多くがTCP/IP対応となったため、小社もそのデファクトスタンダードに追従した形となっている。また、接続方式も、インターネットと同じ、PPP接続方式を採用しているため、接続に関しては、ユーザは一切、特殊なソフトウェア等を用意する必要は無い。

 さらに、ダイヤルアップ接続する際に必要な認証サーバも、小社が管理しているため、ネットワークインフラはすべて、アウトソーシングが可能である。

株式会社NTTPCコミュニケーションズ
船越 洋明
http://www.nncs.ne.jp

(詳しくはScan本誌をご覧下さい。)

2.NNCS-IPSの基本形

 NNCS-IPSは、以下の2つのサービスに分かれている。

・専用回線LAN接続サービス
・ダイヤルアップクライアント接続サービス

 上記2つを任意に組み合わせて、各企業ユーザ専用のリモートアクセス網を形成するのだが、最も基本的な例としては、  
(1)企業本社等社屋の、各種リソースがあるサーバルームと、最寄のNNCS-IPS のアクセスポイント間に、NTT専用線(デジタルアクセス、HSD等)を敷設。(2)リモートアクセスユーザは、NNCS-IPSの最寄のアクセスポイントに対し
 て、ダイヤルアップ接続。
(3)接続が完了したユーザは、NNCS-IPS網〜NTT専用線を経由して、自社のリ ソースを利用することが可能となる。

 である。

 この場合、(1)が「専用回線LAN接続サービス」に当たり、(2)が「ダイヤルアップクライアント接続サービス」に該当する。

 実際の構築例としては、(1)にNTTデジタルアクセス128(128kbps)を利用し、(2)については、約100人のユーザが、モバイルパソコン+携帯電話・PHSを使用してダイヤルアップ接続をし、社内リソースを活用することに役立てていただいている。
 
 専用回線LAN接続サービスは、NTTの専用線帯域メニューと同様に、64kbpsから、最大1.5Mbpsの各帯域の料金を設定している。
 ダイヤルアップクライアント接続は、インターネットのプロバイダー契約と同様に、1ヶ月に接続可能な時間によって、8つのメニューが有り、1時間/月で600円から、接続無制限(15,000円)まである。

 料金にについての詳細は、小社NNCS-IPSのホームページを参照されたい。( http://www.nncs.ne.jp/ )

《ScanNetSecurity》

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