総務省は3月18日、令和7年度の「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の受賞者を発表した。
同省では2017年から、サイバーセキュリティ対応の現場で優れた功績を挙げ、今後も更なる活躍が期待される個人や団体(チーム)を自薦または他薦により募集し、その中から実績等を踏まえ「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」として表彰している。
同省では、有識者で構成する選考委員会を開催し、その結果を踏まえ、以下の2個人・2団体に本奨励賞の授与を決定している。
個人
・小出洋氏(九州大学 情報基盤研究開発センター・サイバーセキュリティセンター・大学院システム情報科学研究院 教授)
長年にわたりサイバーセキュリティの研究・教育の最前線で活躍し、経営層から若手人材に至るまで幅広い層を対象とした人材育成を推進するとともに、体験型サイバー演習を通じて地域の中小企業の実践力強化にも取り組むなど、研究・教育・実務の垣根を越えた活動を展開し、日本のサイバーセキュリティ向上に多大な貢献。
・松本隆氏(株式会社ディー・エヌ・エー IT本部 セキュリティ部 サイバーアナリスト)
デジタルフォレンジックの専門家としてサイバー犯罪対応の最前線で活動するとともに、コミュニティ活動にも参画し、暗号資産の不正利用やSNSの悪用に早期から警鐘を鳴らしつつ、自らの調査成果を広く発信するなど、実務と社会啓発の両面からサイバー犯罪対策の強化に寄与し、日本のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献。
団体
・香川大学サイバー防犯ボランティア「SETOKU」
(佐藤璃音氏 香川大学 創造工学部 創造工学科 情報システム・セキュリティコース)
学生が主体となって警察等の関係機関と緊密に連携し、フィッシングサイトの発見・通報支援、児童・生徒への教育活動、SNS等を活用した広報啓発活動など地域に根差した実践的な取組を継続して実施することで、サイバー犯罪の未然防止及び被害軽減に尽力し、日本のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献。
・プライバシーワークショップ組織委員会
(菊池浩明氏 明治大学 総合数理学部 専任教授、千田浩司氏 群馬大学 情報学部 准教授)
プライバシー保護技術に関する産官学の議論と交流を深めるコミュニティを形成するとともに、世界に先駆けてデータ活用とプライバシー保護の両立を競うコンテストを開催し、先進技術を学び実践する機会を広く提供することで、同技術の発展を促進し、日本のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献。
