セコムトラストシステムズ株式会社は3月28日、3月25日から27日にCA/Browser Forumが東京でオフラインミーティングを開催したと発表した。
CA/Browser Forum(Certification Authority Browser Forum)は、TLS証明書やコードサイニング証明書などのガバナンスに関する業界標準を策定する非営利団体で、認証局(CA)および主要なブラウザベンダーによって構成されている。同フォーラムによって年に3回、世界各地で開催されるオフラインミーティングは、オンライン会議とは異なり、参加者同士が直接対話することで、より踏み込んだ議論や意見交換が可能となる。
グローバルな視点から最新の課題や技術動向について意見を交わすことを目的とした東京でのオフラインミーティングでは、セコムトラストシステムズが2005年のCA/Browser Forum発足時からの参加企業としてホスト役を担っている。日本企業がホスト役を務める日本でのミーティング開催は初となるという。
会議では、RFC 5280の著者でもあるRuss Housley氏による耐量子計算機暗号に関する招待講演をはじめ、現在および将来におけるデジタル証明書の適切な管理と運用について、最先端の議論が行われた。