日本プルーフポイント株式会社は10月30日、Tessian社買収に関する正式契約の締結について発表した。Tessian社の買収は、必要な規制当局の承認などの慣習的な完了条件に従い、2023年後半から2024年前半に完了予定となっている。
Tessian社は、高度なAIを活用し、過失によるデータ損失と進化する電子メールの脅威を自動的に検知・防御する等の下記のソリューションを提供しており、買収完了後にプルーフポイントのサービスの一部となる予定。
・Tessian Guardian:機密データを保護し、顧客が規制コンプライアンスや機密保持契約を遵守できるよう支援。電子メールの誤送信やファイルの誤添付を防止することで、風評被害のリスクを排除。
・Tessian Enforcer:事前に定義されたルールや拒否リストがなくても、データの流出から自動的に保護し、知的財産を保護。
・Tessian Defender:コンテキストを認識するAIベースのメール防御機能により、あらゆるメール攻撃を検知・防御するとともに、エンドユーザーに警告バナーを提供し、メールが安全かどうかの判断を支援。
プルーフポイントは、Tessianの買収でメールの誤送信やデータの流出など、リスクの高いユーザー行動に対処するAIを活用した強力な防御レイヤーを追加し、脅威および情報保護プラットフォームを強化する。
Tessian社のティム・サドラー最高経営責任者(CEO)は、「プルーフポイントと手を組むことで、企業はメールセキュリティ体制をさらに強化し、データ侵害のリスクを低減し、セキュリティチームの負担を軽減することができます。」とコメントしている。