NISC「サイバーセキュリティ 2023」を決定 | ScanNetSecurity
2024.08.02(金)

NISC「サイバーセキュリティ 2023」を決定

 内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は7月4日、サイバーセキュリティ戦略本部第36回会合を開催したと発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン

 内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は7月4日、サイバーセキュリティ戦略本部第36回会合を開催したと発表した。

 同会合では、サイバーセキュリティ戦略に基づく2022年度年次報告・2023年度年次計画として、「サイバーセキュリティ2023のポイント(「エグゼクティブ・サマリー」)」、「サイバーセキュリティに関する情勢」及び「戦略に基づく昨年度の取組実績、評価及び今年度の取組」を整理した「サイバーセキュリティ 2023」が決定されている。

 サイバー空間を巡る昨今の状況変化として、サイバー空間の利用拡大とサプライチェーンの多様化等の進展、生成AIなどの新たな技術・サービスの普及に伴うセキュリティホールの増加と、不十分なセキュリティ対策の結果としてシステム障害や情報漏えい等のインシデントにつながる可能性が増加するなど、サイバーリスクが高まっているとしている。

 2022年度のサイバー空間の現下の情勢については、ランサムウェアを用いた攻撃が集計を開始した2020年下半期以降、右肩上がりで増加していることと、不正プログラム Emotet が活動と停止を繰り返す1年であったことを取り上げている。

 今年度、特に強力に取り組む施策としては、「経済社会の活力の向上及び持続的発展 ~DX の推進に向けたリスク対策の強化~」と「国民が安心して暮らせるデジタル社会の実現 ~政府機関や重要インフラのレジリエンスの向上~」「国際社会の平和・安定及び我が国の安全保障への寄与」を挙げている。

《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. サイバー攻撃を受けるとお金がかかる ~ JNSA「インシデント損害額調査レポート」

    サイバー攻撃を受けるとお金がかかる ~ JNSA「インシデント損害額調査レポート」

  2. 「自律的人材に選ばれることが企業の持続可能性を左右」IPA デジタル時代のスキル変革報告書

    「自律的人材に選ばれることが企業の持続可能性を左右」IPA デジタル時代のスキル変革報告書

  3. デジタルサイネージ向けのセキュリティ点検ガイド公開

    デジタルサイネージ向けのセキュリティ点検ガイド公開

  4. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  5. 「経費節減のため顧客のプライバシーやセキュリティを犠牲に」Bugcrowd グローバル調査

  6. わずか 22.9 % ~ ランサムウェア身代金「支払いは行わない」方針でルール化

  7. 7月のフィッシング報告状況、「.cn ドメイン」のフィッシングメールを多く確認

  8. NISC「サイバーセキュリティ 2023」を決定

  9. 2023 年度は外部公開アセットの脆弱性悪用が最多 ~ マクニカ「標的型攻撃の実態と対策アプローチ 第8版」

  10. 1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×