株式会社エーアイセキュリティラボは6月14日、自然言語による脆弱性診断の設定が可能なプロトタイプを開発し、特許申請したと発表した。
同社では、生成AI(Generative AI)をサイバーセキュリティ分野で活用すべく研究開発を開始し、大規模言語モデル(LLM)を活用し、診断に関するあらゆるタスクの自動化に取り組み、その初期成果として生成AIおよびプロンプトエンジニアリングの活用により、自然言語を用いた診断必要画面の自動判定を実現したという。この取り組みで、日常的に使う自然言語で脆弱性診断への指示が可能となる。
同社では、本取り組みを含む特許権について、特許申請(出願番号:特願2023- 96021)済みとのこと。
今回の特許申請に関し同社は本誌の取材にこたえ「今回の巡回機能に関わる技術の出願を含めて、出願中の特許は計5つあり、ChatGPTだけではなく将来的な生成AIの可能性や広がりを意識した製品開発をやっていくことを目的としている」と回答している。