Tenable Network Security Japan株式会社は2月21日、Tenable Vulnerability Management ソリューションの一部として「サイバー保険レポート」を提供すると発表した。
同レポートは、サイバー保険を提供する保険会社に関連のあるサイバーリスク情報をまとめたもので、保険会社による保険の引受業務を合理化する目的で作成される。同レポートには、企業のファイヤーウォールの内側にある脆弱性データが含まれ、保険会社が企業のセキュリティ予防対策を測定できる。
同レポートを活用することで、長期化しがちな保険契約における審査に対し、明確なデータを提出でき、重要な側面において良好なサイバー衛生管理が維持されていることを保険会社に証明できる。
また同社は、Measured Analytics and Insurance 社と提携し、一定条件を満たす Tenable の顧客に有利なサイバー保険契約料金を提供する紹介制度を立ち上げている。
Measured Insurance 社の共同創業者で CEO を務めるジャック・ヴァインズ氏は、「当社の AI 主体の引受業務モデルを、Tenable などのパートナーの『インサイドアウト』データで強化することによって、クライアントのリスクプロファイルを総合的に把握することができ、その結果、保険料を引き下げることがよくあります。」と述べている。
「サイバー保険レポート」は、Tenable Vulnerability Management のアカウントに自動的に提供され、無償となっている。Measured のサイバー保険契約は現在、米国内の有資格企業のみ利用できる。