Facebook の親会社 Meta は、実質ありとあらゆるコストを削減しているが、かなりの額にのぼる創業者マーク・ザッカーバーグ氏の個人警備費の予算は削っていない。というより、実際にはその額は 400 万ドル増えていた。
昨日(編集部註:2 月 9 日)公開された SEC(米国証券取引委員会)への提出書類で、Meta は、2018 年には 1,000 万ドルだったザッカーバーグ氏の個人警備費予算を、税引前支給額で 1,400 万ドル(編集部註:約 18 億円)に引き上げると述べている。
同社はこの書類で、この巨額の警備予算は、「Meta の創業者、会長、CEO という立場から直接生じる、特有の脅威に関する安全上の懸念への対策として」必要だと述べ、次のように付け加えた。「ザッカーバーグ氏は会社にとって重要な人物であり、警備対策は会社の利益のために不可欠である」
Facebook は、2018 年、「追加のスタッフ、設備、サービス、住居の改善、その他の警備関連費用に充てるため」として 1,000 万ドルの警備費予算を計上。それ以前も同社は、ザッカーバーグ氏の警備費を負担していたが、その額は年によってかなりばらつきがあった。