株式会社クラフは11月17日、セキュリティ・マネジメント・システム「S4」の無償プランの申込受付を同日より一時休止すると発表した。
S4は、同社が開発した、IT資産管理と脆弱性管理機能を提供するソフトウェアで、9月1日からWebサービス版の提供がはじまり、9月8日にはオープンソース化を公表していた。
同社によると9月1日のパブリックリリース以降にあった申込みは、有償ユーザーが7%、コミュニティに参加登録したのは35%で、セキュリティを社会全体に広げる役割を担うユーザーの割合が低く、文化を醸成する場となるコミュニティへの参加率が低いことが、可視化されたとのこと。
同社では、サプライチェーンリスクに代表されるセキュリティの社会課題を解決するために、共生と分配の精神が不可欠と考えているが、その文化の醸成に注力するために、「S4」の無償プラン申込受付を一時休止する。なお、申込みを完了したユーザーは、引き続きS4を利用可能。