日本プルーフポイント株式会社は2022年8月24日、「Intelligent Compliance Platform」の提供開始を発表した。
同プラットフォームでは、プルーフポイント独自のML(機械学習)エンジンを活用し、複雑なコンプライアンスと情報ガバナンスの要件を満たしつつ、AI(人工知能)を活用した検索、eDiscovery(電子証拠開示)、データの監視、コミュニケーション分析を提供することで、コンプライアンス遵守業務を費用対効果の高い方法で支援する。
同プラットフォームは、構造化及び非構造化コンテンツにまたがる包括的なデータ管理とコンプライアンス制御を可能にし、データ収集、監視、追跡、インシデント報告、変更を不可とする記録管理、検索、ケース管理、法的証拠保全、保存に対応する。
Intelligent Compliance Platformの主要ソリューションは下記の通り。
・Proofpoint Capture:ソーシャルメディアとデジタルコミュニケーションのキャプチャ、管理、アーカイブを最新化する。
・Proofpoint Patrol:ソーシャルメディアのコンプライアンスの監視、修復、報告を簡単に行う。インテリジェントな分類ツール、自動化されたワークフロー、直感的なレポートを使用し、ソーシャルアクティビティを可視化し、コンプライアンス違反を迅速に修復できる。
・Proofpoint Track:キャプチャ ストリームを完全に可視化することで、収集したコミュニケーションコンテンツをリポジトリや監視ツールなどのダウンストリームサービスで確実に受信できるようにする。
・Proofpoint Archive:安全で拡張性の高いセントラル レポジトリを提供するクラウドファーストのアーカイブで、ストレージ、検索、法的証拠開示、監視、エンドユーザーのデータアクセスを効率化する。
・Proofpoint Discover:内蔵の高性能検索、高度なダッシュボードと可視化、無償エクスポート、法的証拠保全で、eDiscoveryとケース管理を容易にする。
・Proofpoint Supervision:規制対象の従業員を監督する企業及び規制のコンプライアンス要件を満たし、数百の高度な検出シナリオを活用しタイムリーなコミュニケーションリスクを検出する。
・Proofpoint Automate:市場をリードするMLエンジンをセキュリティとコンプライアンスのスタックに適用し、データ収集、監視、検索、検出、及び監督の各業務での誤検知を削減する。
同プラットフォームをプルーフポイントの既存顧客が利用することで、監視対象のコミュニケーションコンテンツのレビュー時間を最大84%短縮するなど、業務の効率化が行え、また、コミュニケーションデータのセンチメント分析と多様なMLモデルで組織の不正行為を早期に検出し、内部脅威リスクや規制による罰金から顧客を保護するなど、対策をより効果的なものにするために活用できる。