株式会社ロードマップは2月3日、WordPress利用時の「セキュリティトラブル」に関する実態調査を発表した。
同調査では1月21日から1月23日に、WordPress利用時にセキュリティ被害や事故に直面したことがある経営者・担当者105名を対象にインターネット調査を実施した。
同調査で、WordPress利用時にどのようなセキュリティ被害・事故に直面した経験があるか質問したところ、「サイトや管理画面にアクセスできなくなった」が最多の38.1%、次いで「ホームページが改竄された」が28.6%、「コメントスパムが投稿されるようになった」が22.9%、「パソコンがマルウェア感染した」が17.1%、「覚えのないコンテンツや動作が見られた」が14.3%と続いた。
WordPressでのセキュリティ被害・事故に直面した際にセキュリティ対策を行っていたか尋ねたところ、「ほとんど行っていなかった」が8.6%、「あまり行っていなかった」が37.1%という半数近くが対策を行っていない結果となった。セキュリティ対策を行わなかった理由としては、「セキュリティに関する知識がなかったから」が62.5%、「大手CMSなので、大丈夫だと思っていたから」が37.5%であった。
同調査ではまた、セキュリティトラブル時の解決策として「フォレンジック」を知っているか質問したところ、「言葉だけ知っている」が55.2%、「言葉も意味も知っている」が27.6%という結果となった。今後セキュリティトラブルに遭わないために自社サイトの安全度を診断してみたいか尋ねたところ、「かなりそう思う」が34.3%、「ややそう思う」が53.3%となった。