監視司法主義? いつの間にか HDD にあった開いたことすらないファイルが証拠とされ逮捕 | ScanNetSecurity
2023.09.28(木)

監視司法主義? いつの間にか HDD にあった開いたことすらないファイルが証拠とされ逮捕

米国のデジタルフォレンジック調査会社、アーセナル・コンピューティング社によると、起訴の証拠となったデータは、彼のノートパソコンに仕込まれたものであるらしい。

国際
監視司法主義? いつの間にか HDD にあった開いたことすらないファイルが証拠とされ逮捕
 あるインド人男性が、インド首相の暗殺を企て、2018 年の暴力的抗議活動を扇動したとされる罪で起訴された。米国のデジタルフォレンジック調査会社、アーセナル・コンピューティング社によると、起訴の証拠となったデータは、彼のノートパソコンに仕込まれたものであるらしい。

 問題の男性、スレンドラ・ガドリング氏は、人権派弁護士で活動家であり、インド政府を頻繁に批判してきた。彼は 2018 年 6 月、「コレガオンの戦い」の記念行事の後に逮捕された。1818 年に行われたこの戦いでは、イギリス東インド会社の部隊が勝利を収め、イギリスのインド支配に大きく貢献した。この戦いには、様々な国、カースト、宗教の戦闘員が参加し、中にはイギリス軍と一緒に戦った者もいた。この戦いは現在でも論争の的となっており、イギリス軍と共に戦った者は裏切り者のようにみなされることもある。2018 年に行われた 200 周年記念イベントでは暴力事件が発生し、少なくとも 1 人が死亡している。
《The Register》

編集部おすすめの記事

特集

国際 アクセスランキング

  1. 豪規制当局が警告「サイバーセキュリティは完全に経営陣の責務」

    豪規制当局が警告「サイバーセキュリティは完全に経営陣の責務」

  2. 国連サイバー犯罪条約が「グローバル監視協定」になる危険性

    国連サイバー犯罪条約が「グローバル監視協定」になる危険性

  3. 情報セキュリティ産業はいまだに男子校状態「前編:有害な神話の払拭」

    情報セキュリティ産業はいまだに男子校状態「前編:有害な神話の払拭」

  4. 女性の応募を阻むセキュリティ人材求人広告

  5. 【詳細情報】ポート137でスキャン増加が発生

  6. 情報セキュリティ産業はいまだに男子校状態 「後編:壊れたハシゴ」

  7. スパイ代行業者に狙われた権力監視機関シチズンラボ

  8. ゲームハッキングでバンされた青年がバグハンターに、そしてセキュリティ研究者へ ~ キャメロン・ヴィンセント

  9. 日本の警察、Android 用マルウェア配布でポーカープレイヤーの IT 社長を逮捕~そのアプリは「救いようのない間抜け」をターゲットにしていた(The Register)

  10. ドメイン管理者が親露軍事政権に ~ 米軍メール誤送信案件

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×