警察庁は5月11日、令和2年末におけるサイバー防犯ボランティア団体数について発表した。サイバー防犯ボランティアとは、サイバー空間における防犯ボランティア活動のことを言い、「犯罪被害防止のための教育活動」「広報啓発活動」「サイバー空間の浄化活動」の3つの活動を中心に取り組み、サイバー空間での規範意識の向上に貢献する。サイバー防犯ボランティア団体は、主に学生が活動母体の6割近くを占め、その他NPOや職域、自治会、PTAなどが参加している。活動内容としては、小中学校を中心としたサイバー防犯教室の実施や、違法有害情報の対策を行うための補助システムの開発により発見・抽出した違法情報をインターネットホットラインセンターに通報するなどを行っている。令和2年(2020年)末のサイバー防犯ボランティア団体数は262団体で、前年の274団体と比較して12団体減少、構成員数も前年の9,625人から8,161人と減少している。活動母体の割合を見ると令和2年12月末では学生の団体数が前年の156団体から150団体に、NPOも30団体から21団体に減少している。
彷彿 Stuxnet/セキュリティ業界資金調達史上最高/サプライチェーン対処ベストプラクティス ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2021.5.12 Wed 8:15