株式会社NTTデータは3月23日、金融機関向けバンキングアプリ「My Pallete」のオプションサービス「家族の口座取引を見守るサービス」をファーストユーザーとなる株式会社西日本シティ銀行に3月26日から提供開始すると発表した。本サービスは、シニア世代から若年層まであらゆる世代の口座取引を対象に、預金引き出しを含む各種取引を行った際に家族などの見守る側のスマートフォンアプリに通知が届くサービス。高額の引き出しなどの不自然な資金移動の状況を家族が把握でき、詐欺被害や使い過ぎの抑制に貢献する。取引の通知と照会範囲は、利用者自ら設定可能で、見守られる側の本人意思を尊重できる。西日本シティ銀行では今回、本サービスの高齢者の課題解決を図れる点や多様なニーズに対応できる点を評価し、採用した。NTTデータでは今後、家族間だけの見守りだけでなく、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業に代表される公的事業での高齢者の金銭管理の見守りへの適用や、民事信託における信託監督人も含めた財産管理情報の共有化への応用を検討中で、有識者や金融機関との議論を開始している。