株式会社イエラエセキュリティとBSIグループジャパン株式会社、 BSI Professional Services Japan 株式会社は3月15日、IoT機器におけるセキュリティ基準の標準化実現に向け、協業開始すると発表した。イエラエセキュリティおよびBSIグループは本協業で、IoT機器におけるセキュリティ基準の標準化実現に向け、IoT機器のセキュリティ基準を検証、認証する「IoTサイバーセキュリティ認定ラボ」を創設、2021年上半期を目処にサービスの提供開始を予定している。既にイギリスで取り組んでいる基準をもとに、IoT機器のセキュリティ基準の検証と認証を実施するとともに、 IoTセキュリティに関する普及・啓発活動を実施、これまでのIoTセキュリティ分野における技術や知見を活用し、国内のIoT機器のセキュリティの向上に努める。ETSI(欧州電気通信標準化機構)の TS 103 645 や EN 303 645 や OWASP IoT Top 10 などの基準が参照され検証が行われる。3社では3月24日に、無料オンラインセミナー「IoTセキュリティのあるべき姿」を開催、昨今のサイバーセキュリティを取り巻く環境について、世界の最新事情や国内の実例を交えて紹介する。現在IoTセキュリティに関する基準やガイドラインは非常におびただしい数存在し、しかも国際的にデファクトとなったものはまだ存在しない。IoTや自動車等を対象にした海外のハッキングコンテストで優勝や上位入賞をつづけるイエラエセキュリティと、標準規格発祥の地である英国のBSIグループとの協業によって、ガイドライン乱立状況に一石を投じることはできるか。