東京都は2月12日、電子契約サービスを提供するセコムトラストシステムズ株式会社、弁護士ドットコム株式会社など民間企業3社と連携し、押印の代わりに電子署名を活用してクラウド上で契約等を締結する実証実験の実施を発表した。東京都ではデジタルトランスフォーメーション(DX)による都民サービスの向上を図る「都政の構造改革」推進の一環として、都民・事業者に求めている押印について、デジタル化等の手段で押印を不要とする「はんこレス」の取組を進めている。都では連携するセコムトラストシステムズ株式会社、弁護士ドットコム株式会社、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の3社から、クラウドによる電子契約サービスの無償提供を受け、都における少額の物品購入などの契約、都と区市町村・企業等との間で締結する協定、その他、行政手続における都民の方からの申請等の契約等の一部においてオンラインによる「はんこレス」の実証実験を行い、事業者の負担軽減、都庁内部の事務の効率化の状況等を検証する。都では同日から2022年3月31日までの実証実験を踏まえ、契約事務等における実効性の高い「はんこレス」の実現に向けた取組を加速し、都政のQOS、都民・事業者のQOLを飛躍的に向上させるとのこと。