株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は10月7日、第11回「.jp DNSSECキーセレモニー」を10月6日に実施したと発表した。キーセレモニーは一般的に、公開鍵暗号方式で用いられる「秘密鍵」と「公開鍵」の鍵ペアを生成する手続きを意味するが、同社では、.jpゾーンのDNSSEC署名に用いるための鍵ペア生成の手続きを特に「.jp DNSSECキーセレモニー」と呼んでいる。DNSSECの信頼性は、この鍵ペアの生成と管理の手続きが、適切な手順で確実に実施されることで支えられており、「.jp DNSSECキーセレモニー」では第三者が立ち会いの上、確認を行っている。なお、本年は新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い、立ち会い形式をオンライン中継に変更して実施した。第11回となる今回の「.jp DNSSECキーセレモニー」では、国立情報学研究所の今井亮輔氏と株式会社NTTPCコミュニケーションズの村田健氏に立ち会いを依頼、両名は作業実施内容を確認後、作業用チェックシートに署名した。今回生成した鍵ペアの.jpゾーンへの適用スケジュールは以下の通り。・11月4日 .jpゾーンにおける新公開鍵の公開・11月中旬 ルートゾーンにおける.jpゾーンの新しいDSレコードの公開・11月25日 .jpゾーンにおける旧公開鍵の公開停止