日本マイクロソフト株式会社は8月27日、Local Administrator Password Solution(LAPS)ツールの日本語の導入ガイドを公開したと発表した。Active Directory(AD)環境への侵害では、ローカル管理者アカウントに設定されている安易なパスワードや複数の端末での同一パスワード利用が要因となり、侵害が広がるケースが報告されており、組織内への攻撃の広がりや侵入拡大を防ぐために、ローカル管理者のパスワードを適切に管理することが重要となる。LAPSツールはActive Directory(AD)に参加するコンピュータのローカル管理者アカウントのパスワードをADで管理することができる無償のツール。マイクロソフト社では2015年に、LAPSツールの周知を広く始め、今では多くのAD環境で利用されているが、導入ガイドが英語でしか提供されていなかったため、日本では導入に向けたハードルが高く、設定方法が分からないという声も出ていた。