株式会社GRCSは10月22日、同社が2019年1月にローンチを予定している、全社的リスクマネジメント(Enterprise Risk Management:ERM)に特化したクラウドアプリケーション「Enterprise Risk MT(エンタープライズリスクエムティ)」について、より企業のニーズに沿った機能の実現に向けトライアルユーザ企業を募集すると発表した。募集要項として、日本国内に拠点がある法人または団体であること、インターネットに接続可能な環境があること、年内にトライアルを開始できることなどを挙げている。ERMTは、同社の国産GRCツール「Risk Organizer(リスクオーガナイザー)」をベースに、機能の改善や最新技術の適用を行ってアップグレードした製品。企業のERMのより効率的かつ継続的な実施を支援する。また、ERMTは今年2月に改定されたリスクマネジメントの国際規格「ISO31000:2018」に準拠しており、提唱されているリスクマネジメントにおける「プロセス」に則ったERM基盤として有効となる。これにより、多数のリスクをツール上で体系的に管理でき、管理作業が大幅に効率化できるほか、潜在的なリスクの表面化と対策の進捗状況の可視化を行い、経営における重要な意思決定に活用できるとしている。