安全なネット利用のために「ジュニアスマホ検定」など2017年版無償提供 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

安全なネット利用のために「ジュニアスマホ検定」など2017年版無償提供

 カスペルスキーと静岡大学は、安全安心なネット利用を促進するための情報モラル教育を目的としたWebサービス「ジュニアスマホ検定」と「情報モラル診断サービス」2017年度版の無償提供を開始した。Webサイトから診断および申込みができる。

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 カスペルスキーと静岡大学は、安全安心なネット利用を促進するための情報モラル教育を目的としたWebサービス「ジュニアスマホ検定」と「情報モラル診断サービス」2017年度版の無償提供を開始した。Webサイトから受検および申込みができる。

 小・中学生のインターネット利用の日常化に伴い、ネット依存やネットいじめ、犯罪被害といったトラブルが増加し、家庭や学校でのインターネット利用に関する基礎知識習得と向上が不可欠となっている。「ジュニアスマホ検定」と「情報モラル診断サービス」は、そうした状況下での情報モラル教育の充実を目的として、カスペルスキーと静岡大学が2015年より共同開発・提供しているサービス。

 「ジュニアスマホ検定」は、小学4年生~中学3年生までの児童・生徒とその保護者を対象としたWeb検定サービス。スマートフォンなどでのインターネット利用状況と、情報モラル全般に関する質問を検定形式で出題する。受検を通じてインターネット利用時の基礎知識を学ぶことができ、保護者も同じ検定を受けることで子どもとの知識のギャップを把握することができる。2015年6月のサービス開始以来、延べ5,300人以上の子どもが受検しているという。

 「情報モラル診断サービス」は、小・中学校向けのWebサービス。学校単位で検定を実施し、クラスの児童・生徒のインターネット利用状況を把握することができるほか、結果を全国対比や分布図などで可視化できる。結果から注意を要する児童・生徒を抽出し具体的な指導をすることもでき、実情に沿った効果的な指導を可能にする。対象年齢は同じく小学4年生~中学3年生。2015年5月のサービス開始以来、全国約300の小・中学校で、延べ1万5,000人以上が受検している。

 2017年度版では、スマホ依存や歩きスマホ、Wi-Fi利用時の注意、ランサムウェア、替え歌に関する著作者人格権など、情報モラル全般について現在のインターネットを取り巻く状況に沿った質問を追加している。「ジュニアスマホ検定」はWebサイトから無料で受検可能。「情報モラル診断サービス」はWebサイトで申込みを受け付けている。利用は無料。

◆ジュニアスマホ検定
対象:小学4年生~中学3年生とその保護者
出題レベル:小学4年生~6年生対象の「基本」16問、および中学生対象の「上級」25問
得点配分:100点満点中、インターネット利用状況10点、情報モラル全般90点
合格ライン:80点以上で合格、合格証書が表示され印刷も可能
受検方法:ジュニアスマホ検定のWebサイトにて受検

◆ 情報モラル診断サービス
対象:全国の小・中学校(対象年齢:小学4年生~中学3年生)
出題レベル:ジュニアスマホ検定「上級」と同等
申込方法:情報モラル診断サービスWebサイトから申し込む
※申込みは小・中学校教員に限る
《畑山望@リセマム》

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