セコムトラストシステムズ株式会社は2月28日、Webサービス事業者向けの本人認証プラットフォームサービスの開発を開始すると発表した。2017年10月からの提供を目指す。今後はFintechなど新たなICTサービスが次々と登場すると思われるが、サービス利用時の認証には、各々のサービスを初めて利用する際に都度、本人確認手続きが必要となることや、ログイン時の「なりすまし」などのリスクという課題がつきまとう。同社はこうした課題の解決を目指し、多要素認証、分散認証などの技術を取り入れた新しい本人認証プラットフォームサービスを開発し、Webサービス事業者に提供する。Webサービス事業者は、同プラットフォームサービスを用いることで、ユーザ認証の安全性と利便性を高めることができる。同サービスは、新たな技術を効果的に取り込みながら常に進化させ続けるとともに、将来的には、本人確認関連業務の代行などの領域も手がけ、さらなる付加価値を提供することも視野に入れているという。