三井住友海上火災保険株式会社(三井住友海上)およびあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(あいおいニッセイ同和損保)は9月2日、サイバー攻撃によるリスクを総合的に補償する保険を共同開発し、9月から販売を開始すると発表した。商品は、三井住友海上では「サイバーセキュリティ総合補償プラン」、あいおいニッセイ同和損保では「サイバーセキュリティ保険(IT業務賠償責任保険[拡張補償プラン])」となる。新商品では、サイバー攻撃などによって発生した情報漏えいや他人の業務の阻害等に対する損害賠償のほか、事故対応に必要となる各種対策費用まで幅広く補償する。また、ネットワークの停止・休止が発生した場合の利益損害を補償するオプションも用意している。さらに、被害者に対する通知・見舞金費用、広告宣伝活動の方法を策定するためのコンサルティング費用のほか、事故発生時の事故原因や被害範囲の調査に要する費用、被害拡大防止のために要した費用等を補償する。被害発生の際には専門事業者の紹介も行う。