標的型攻撃/DDoS攻撃 徹底比較 [ホワイトペーパー抄録] | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.04.24(火)

標的型攻撃/DDoS攻撃 徹底比較 [ホワイトペーパー抄録]

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標的型攻撃に端を発する大規模な情報漏えい事件に、テレビや一般紙までが大騒ぎする事態になっている。

標的型攻撃では、知的財産や機密情報を標的に、特定の企業や組織を狙って、高度にカスタマイズされたマルウェアを用い、長期間継続的な攻撃が徹底的に行われる。

その一方で、セブン銀行のインターネットバンキングや大手証券会社などが、 DDoS 攻撃を受けていたことが 7 月に明らかになっている。複数の報道によれば、セブン銀行には、攻撃停止と引き替えに、ビットコインによる金銭を支払う脅迫が届いていたという。

本レポートでは、いまあえて DDoS に再度注目し、その基礎から最近の傾向まで、その背景を考える。

被害者としては、自分が攻撃の対象になるかどうか、攻撃された際、どのような被害が発生するのか、という点に注目するだろう。攻撃者としては、特定のターゲットを攻撃する動機、攻撃に要する労力(コスト)、得られるものが重要になる。そのポイントから標的型攻撃とDDoS攻撃を比較してみる(表 1)。

攻撃者の動機と必要とされるコストを考えると、顧客にインターネットを経由したサービスを提供している企業の場合、DDoS攻撃を受ける機会は、標的型攻撃を受ける機会よりも多いと想定される。標的型が、一度狙われたら確実に致命傷を負う攻撃であるのに対し、DDoSは誰もが狙われる危険のあり、かつ、標的型と同じ機会損失という具体的な金銭的損害が生じる、より身近な攻撃であることがわかる。さらに、攻撃者側にとっては「手軽」な攻撃なのだからやっかいだ。

今後も、標的型攻撃対策の強化は進むだろう。第二の被害者 - つまり漏えい事件の「加害者」にならないためだ。すると当然、攻撃者は、対策強度が弱いポイントを狙っていくことになる。標的型攻撃とDDoS攻撃、いずれかひとつを選択すべきではないが、ともに考慮していくべき脅威であることは間違いない。

※本稿は「Scan ホワイトペーパーアーカイブ」収録の「Webサーバ管理者なら知っておきたいDDoSの話」の抄録記事です
《ScanNetSecurity》

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