NECは17日、クウェート国営石油会社の大型プラント「ミナアルアハマディ製油所」向けの通信・セキュリティシステムを受注したことを発表した。 製油プラント向けのシステム構築は、火災や爆発のリスクを低減した「防爆処理」や、秘匿性の高い通信ネットワークの設計など、業界特有のシステム設計が求められるものとなっている。 同社では過去にサウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」などへのセキュリティシステムの構築なども行っており、豊富な経験と運用実績が評価された形だ。 ミナアルアハマディ製油所の構築に関しては、日揮が手がけており、NECはシステムの一部として同社から受注を受けて提供していく。 提供する主なシステムは、構内IP電話や有線・無線LAN、無線通話システムなどの通信システムと、緊急アラートや映像監視システム(監視カメラ計60台など)、入退場管理システムなどのセキュリティシステムとなる。 受注総額は約13億円で、12月からシステムの納入を行っていく。