機械と住宅の専門商社、ユアサ商事は「事前防災・減災対策推進展15」にユニークな自転車を出展した。それは自転車店のサイクルスポットが製造する「リキシャタンク」と名付けられた自転車で、水と電気が供給できるというものだ。形が通常の自転車と違い、中央のフレームのところに20cmほどの板が敷いてあり、そこに10リットルのポリタンクが積載できるようになっている。こうすることによって、水の入った重たいポリタンクも安定した走りで運べるわけだ。また、USBポート付のダイナモを搭載し、さまざまな電気機器を使用できるようにしている。「1時間自転車をこげば、スマートフォンの充電ができます。そして、タイヤも極太で頑丈なものを採用し、悪路でも大丈夫なようになっています」とユアサ商事関係者は話す。価格は4万3980円で、これから本格的な販売を行っていく予定だ。災害時だけでなく、普段の買い物でも荷物をたくさん積めるので便利かもしれない。