太田昭宏国土交通相は5月26日の閣議後会見で、政府で検討中の小型無人機「ドローン」の規制について、操縦者の技量を確保することや機体の安全基準を設けること、飛行禁止区域を設けることなどを内容とした、航空法の改正を検討していることを明らかにした。首相官邸の屋上でドローンが見つかった事件を受け、政府は関係省庁連絡会議を設けて、小型無人機の機体の把握、安全性、操縦者の技能、運航方法などのルール作りを進めている。5月中に骨子を取りまとめ、速やかに必要な法案を提出することになっている。太田国交相は「政府全体の方針に従い、航空法改正も含めて、小型無人機の安全・安心な運航の確保に向けてのルール作りを迅速に進めていきたい」と述べた。