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2017.10.18(水)

官邸ドローン事件より「捕まる」ことを躊躇しないような犯人へはもう1段上のセキリュティー対策が必要

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 22日に、首相官邸の屋上で、ドローン(無人航行も可能な航空機)が発見されたというニュースは、「犯人」と名乗る人物が警察に出頭したことでひと段落した感がある。

 今回の事件では、出頭した人物の容疑を裏付けるために、現場周辺の防犯カメラの映像が使われたと報道されている。では、実際に現場周辺の防犯カメラの設置状況はどうだったのか? それを調べるべく、現地で取材を行った。

■警察官による厳重警備

 今回調査したのは、東京メトロ・溜池山王駅~赤坂見附駅付近。

 元々、重要警備対象施設である首相官邸付近は、警察官が数多く配備され、物々しい雰囲気があったが、今回の事件を受け、さらに人員が増やされた印象。現地では、細かい路地にまで警察官が入り込み、パトロールするほど、厳重な警備体制が敷かれていた。そして既に報道されている通り、首相官邸の屋上にも警察官が配備されているのも確認できた。

■防犯カメラだらけの駐車場

 容疑者は、周辺の駐車場からドローンを操縦して行ったとされているが、実際に周辺の駐車場を見て回ると、多くの駐車場に防犯カメラが設置されていた。

 高級料亭や飲食店が林立する繁華街だけに、車上荒しや各種トラブルを抑止するためかと思われるが、他の地域と比べても明らかに防犯カメラの数は多い。

 また、駐車場に設置されるカメラは、通常は出入り口付近を狙うことが多いが、現場界隈では、駐車場を広く見通せるような位置への設置が目立った。

 こうした設置状況であれば、ドローンを操縦するといった目立ちやすい動きは、防犯カメラにとらえられていても不思議はないだろう。

 駐車場から歩を進めて、周辺の飲食店街を見てみると、街頭防犯カメラが50m間隔で、設置されていたり、オフィスビルや商店の軒先にも複数設置されていて、防犯カメラに映らずに移動するのは難しい状況であることが分かる。

 他にも駅の各出入り口にも防犯カメラが設置されていたので、地下鉄を使って移動する場合は、ほぼ確実に姿を防犯カメラが撮影されることになる。

 こうしてみていくと、かなりの防犯体制といえるが、多くの警察官を配備し、これほどたくさんの防犯カメラが設置された街でも、今回のような犯罪が起きたことは、重要な教訓を与える。

■入れ替え期を迎えた防犯システム!?

 今回の事件のように「捕まる」ことを躊躇しないような犯人の場合は、証拠映像や抑止効果を狙ったものだけではなく、もう1段上のセキリュティー対策が必要になるからだ。

 最新の防犯カメラシステムでは、顔認証で、特定の人物を認識するとアラートが発せられたり、置き去り検知という、不審物が防犯カメラのフレーム内に置かれるとアラートが発せられるシステムもある。こうした最新の技術を組み合わせることで、従来よりも犯罪やテロを未然に防げる可能性をより高くすることができる。

 また、今回のように空中から何かをされることへの警戒を強化するなら、防犯カメラだけでなく、レーダーやセンサーなどを使ったセキリュティー対策も取る必要が出てくる。

 2020年の東京オリンピックに向け、世界的な注目が東京に集まるだけに、今回の事件を教訓に都市部などでは防犯からさらに踏み出したセキュリティ対策を考える必要があるのだろう。

官邸ドローン事件に見る防犯カメラのあり方

《小菅@RBB TODAY》

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