セキュリティショー2015においてキヤノンは「カラーバーコードを組み合わせた入退室管理」を参考出展した。同社のネットワークカメラと、カラーバーコード(カメレオンコード)による個人特定を組み合わせたシステム。キヤノンマーケティングジャパンとシステム開発を行うインフォファームによる実演展示だ。 食品現場のセキュリティに最適な理由としては、作業者特定の容易さと低コストな点が挙げられる。頭上のカメラからカメレオンコードを認識、作業者を識別して入退室などを管理し、作業記録などの情報収集が容易なためだ。同種の管理システムではICタグを利用したRFIDがあるが、電波を出さないため他の機器などへの影響がなく、カメレオンコードは市販のプリンタでも印刷可能。圧倒的な低コストでの運用が見込める。 ネットワークカメラは210万画素のものを使用し、カメラ高4.7m、300Luxの環境では2.4×4.3mのエリア内を常時監視ができる。解析用サーバー1台あたり4台のネットワークカメラを管理でき、クライアントPCではWebブラウザから状況を確認することが可能だ。基本システムの提供価格は120万円からとなっている。