保護者の古いスマートフォンで子どもがオンラインゲームを行い、クレジット決算で高額請求される事例があることが1月13日、国民生活センターの発表でわかった。子どものオンラインゲームをめぐる金銭トラブルは近年多発しているが、古いスマートフォンにも注意が必要だ。 この事例では、幼稚園に通う6歳の女児が、父親が以前使っていたスマートフォンでオンラインゲームをし、ゲーム内のアイテムを購入。クレジットカードの利用明細に身に覚えのない8万円の請求があったことから発覚した。 スマートフォンは、自宅のWi-Fi経由でインターネット回線につながり、登録済のクレジットカード番号だけで決算できたようだという。 同センターによると、通信契約を解約したスマートフォンでも自宅や飲食店のWi-Fi環境などを経由してインターネットにつながることがある。インターネットにつながると、簡単にクレジットカード決済できることがあるため、子どもが予測できないパスワード設定など、対策を講じる必要がある。 子どもがオンラインゲームでクレジット決済を利用するトラブルは年々増加し、低年齢化も進んでいる。保護者には、親子の話し合い、クレジットカードや端末の管理などが求められそうだ。