パロアルトネットワークス合同会社は11月21日、次世代エンタープライズセキュリティプラットフォーム向けの最新OS「PAN-OS 6.1」を国内向けに提供開始した。最新版の「VM-Series」では、新しい仮想マシンを生成する際に、組織の次世代セキュリティポリシーを一貫して自動で適用することが可能になった。同社の仮想次世代ファイアウォールは、ステートフル インスペクションやポートベース ファイアウォールのような、従来の技術を簡単にバイパスしてしまう既知および未知の高度なサイバー脅威に対して、効果的なセキュリティを実現するとしている。またVM-SeriesはVMware、Citrix、Ubuntuの各ハイパーバイザーをサポートしているが、新たにKVM(Kernel-based Virtual Machine)にも対応した。さらに新機能として、クラウド型のマルウェア分析仮想サウンドボックス「WildFire」をプライベートクラウドで提供する「WF-500アプライアンス」において、オンプレミスのマルウェアシグネチャ作成が可能になる。これにより、社内ポリシーや規制のためにWildFireの脅威インテリジェンスをパブリッククラウドへ送信できないユーザの新しい選択肢になるとしている。