パロアルトネットワークス合同会社は10月24日、仮想ファイアウォールシリーズ「パロアルトネットワークスVM-Series」の最新版、およびモバイルデバイス向けセキュリティソリューション「GlobalProtect Mobile Security Manager(GlobalProtect)」の最新版を国内向けに提供開始したと発表した。同社では次世代セキュリティプラットフォームとして「次世代ファイアウォール」「次世代セキュリティクラウド」「次世代エンドポイント」を提唱している。VM-Seriesは、プライベートクラウドのセキュリティをハイブリッドおよびパブリッククラウドのコンピューティング環境へ拡張するもので、AWSおよびKVMベースのクラウドへ高度な脅威防御を拡張する。クラウドコンピューティング環境へ流入する、またはクラウド内部を横断するトラフィックフローを制御でき、内部やセグメントをまたいで拡散する高度なサイバー攻撃を防御する。また、ダイナミックアドレスオブジェクトを使い仮想アプリケーションのプロビジョニングや変更を追跡する。物理または仮想プラットフォームの「Panorama」による、同社の全データセンターファイアウォールに対するグローバルな一元管理が可能。GlobalProtectは、モバイルデバイスの把握と設定管理、マルウェアアプリを検出する「モバイルセキュリティマネージャ(MSM)」、モバイルデバイス通信の保護とアクセス制御を行う「ゲートウェイ」、モバイルデバイス向けアプリ「アプリケーション」によって構成されるソリューション。最新版では、アプリ管理では承認されたビジネスアプリのみを配信する機能など、データ分離ではビジネスデータを個人用アプリに転送させないことなど、データ削除ではビジネスデータの安全な削除などの機能が追加された。