Mozilla Japanは3日、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 32.0」をリリースした。 デスクトップ版では、新しいHTTPキャッシュ「v2」が標準で有効になり、ページ閲覧の際のパフォーマンスが向上。世代別ガベージコレクション(GC)も統合された。また、パスワードマネージャでのログインに関するメタデータ閲覧、検索ツールバーでの検索結果の件数表示などにも対応した。パスワードマネージャとアドオンマネージャの性能も向上している。そのほか、いくつかのセキュリティ問題にも対応している。ただしWindows XPにおいては、支援機能がパフォーマンス上の問題を起こす場合があることが、未解決だという。 Android版では、新HTTPキャッシュ、世代別GC統合のほか、ブラウザを終了することなく、利用する55言語を切り替え可能となった。また履歴パネルから履歴を消去できるようになった。ホーム画面ページのカスタマイズ機能も強化されている。 Firefoxは、2011年6月より6週間ごとの定期的な高速リリースサイクルを採用している。