6月17日・18日に大阪市のグランフロント大阪内にあるコングレコンベンションセンターで開催された第1回の「震災対策技術展 大阪」で、日本車両は避難所用発電機『日車パワーステーション25(PS25)』を展示した。このPS25は、いすゞ製の排気量2179ccのディーゼルエンジンと、交流発電機を搭載しており、大容量の195Lタンクを本体の底部に備えている。燃料タンクを覆う底部カバーの側面には、水抜きバルブが設けられている。本体の左側面には、操作パネルが設けられており、運転―停止スイッチを押して、エンジン始動後にブレーカーを投入するという簡単な操作で運転できる。交流発電機の出力は50Hzで20kVA、60Hzで25kVAの能力があり、AC100Vのコンセントを最大12個使用できる。連続運転時間は、50%負荷で48時間可能になっており、避難所用途の長時間運転に対応している。本体の上面左端部には排気口が設けられており、説明員によると、「基本的に通風のよい場所での運転をお願いしている」とのこと。同社が紹介している設置例では、自治体の防災拠点や幼稚園に非常用の電源として設置されている。非常用としてばかりではなく、AC100Vの電源を容易に使えるので、各種イベントの電源としても利用できる。