株式会社FIXERとトレンドマイクロ株式会社は5月29日、Microsoft Azure上で稼働するサーバ向け総合セキュリティ対策製品の導入、運用サービスで協業を開始したと発表した。本件は、トレンドマイクロが2月25日に発表したマイクロソフト社との「Windows Azure環境のセキュリティ強化」を受けた、第1号の導入となる。この協業により、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security(Deep Security)」を、FIXERが提供するMicrosoft Azureのフルマネージドサービス「cloud.config」の新サービス「Deep Security provided by cloud.config」として提供する。本サービスは、株式会社スクウェア・エニックスが2014年3月にiOS版のサービスとして開始した、登録者数100万人を超えるスマートフォン向けゲーム「聖剣伝説 RISE of MANA」に世界初の事例として採用された。採用にあたって、オンラインゲームサービスの特性から、Microsoft Azure上でシステムが常に安定稼働することが最重要視された。FIXERにて検証した結果、Deep SecurityがMicrosoft Azure上のクラウド環境に適し、安定した稼働が実証されたこと、仮想パッチにより、脆弱性を狙った攻撃からシステムを保護し、ネットワーク上の不正な振る舞いも検知しブロックする機能や製品サポート体制が十分である点から、スクウェア・エニックス社での採用に至ったという。