仮想光ネットワーク構築実験に成功、広域クラウドを構成する大容量通信ネットワーク技術への応用を期待(KDDI研究所、NICT他) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

仮想光ネットワーク構築実験に成功、広域クラウドを構成する大容量通信ネットワーク技術への応用を期待(KDDI研究所、NICT他)

 KDDI研究所、三菱電機、情報通信研究機構(NICT)、慶應義塾大学、イクシアコミュニケーションズ、東陽テクニカの6者は21日、仮想光ネットワーク構築実験に成功したことを発表した。

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 KDDI研究所、三菱電機、情報通信研究機構(NICT)、慶應義塾大学、イクシアコミュニケーションズ、東陽テクニカの6者は21日、仮想光ネットワーク構築実験に成功したことを発表した。

 この実験は、個々に構築した毎秒100ギガビット級のコア、メトロ、そしてアクセスの光ネットワークを、SDN(Software defined networking)の技術を用いて相互接続するもの。広域クラウドを構成する大容量通信ネットワーク技術への応用が期待されている。

 アクセス・ネットワークの情報はメトロ・ネットワークに集められ、メトロ・ネットワークを集約してコア・ネットワークが構成される。これらの各光ネットワークに配備された各ネットワーク制御装置は、自らが管理する物理ネットワークを簡易的な論理ネットワークとして統合制御装置(SDNコントローラ)に情報提供するものとなっている。これにより、毎秒100ギガビット級トランスポートネットワークを含む大規模ネットワークを一元的に制御できるSoftware Defined Transport Networkを、相互接続実験により世界で初めて確認したとのこと。

 5月22日~23日に開催される国際会議「iPOP2014」の公開デモンストレーションでは、毎秒100ギガビット級の光ネットワーク機器(試作プロトタイプ)を用意し、模擬データセンター間に仮想光ネットワークが構築できるデモンストレーションを行う予定。

100ギガビット級光ネットワークの相互接続に成功……KDDI研、三菱電機、慶應大ら

《冨岡晶@RBB TODAY》

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