日本電気株式会社(NEC)は4月22日、顔認証によるPCログオンや、ログオン中の利用者の常時確認を可能とするソフトウェア「NeoFace Monitor」を同日から販売開始したと発表した。Windows 7、8、8.1に対応するクライアントソフトウェアの価格はPC端末1台あたり1万円から、一元管理が可能なWindows Server 2008 R2、2012 R2に対応するサーバソフトウェアは30万円(ともに税別)となる。同社は、本製品を国内および北米・アジア地域を中心としたグローバル市場に展開し、今後3年間で400社への導入を目指す。本製品は、米国国立標準技術研究所(NIST)のベンチマークテストにおいて第1位を獲得した同社の顔認証技術を搭載したソフトウェア。パスワードを入力することなく、PCに内蔵されたカメラに顔をかざすだけで、PCへのログオンを実現する。また、ログオン中も常に利用者の顔認証を行い、離席時は自動で画面をロックすることが可能。また、ひとつのIDを複数人で共有する場合も、各人が顔認証でログオンし、利用履歴を残すことも可能なため、PC端末のセキュリティを一層強化できるとしている。クライアントソフトウェアはWindows 8搭載タブレットにも対応する。