A10ネットワークス株式会社(A10)は2月13日、DDoS対策専用セキュリティアプライアンス「A10 Thunder Threat Protection System(TPS)」シリーズを発表した。Thunder TPSは、アプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)「Thunder ADCシリーズ」のDDoS防御機能をベースに、ネットワーク全体をDDoS攻撃から防御するスタンドアロンの製品ラインとして開発されたもの。A10独自のOS「ACOS(Advanced Core Operating System)」プラットフォームを搭載することにより、最大155Gbpsの大容量スループットを実現し、大規模化の進むDDoS攻撃への対応を可能にした。ボリューム攻撃やプロトコル攻撃、リソース攻撃など、さまざまなタイプの攻撃からネットワークを防御できるマルチベクトル型の検知機能を採用しているほか、さまざまなネットワーク構成に柔軟に連携するよう複数の導入構成に対応している。クラウドサービスプロバイダーや大規模ISPなどを想定しており、パフォーマンスなどに応じて3つのモデルを構成、提供する。価格はオープンで受注開始は2014年2月25日、提供開始は2014年3月15日になる予定。