バイドゥ株式会社は12月26日、日本語入力システム「Baidu IME」およびAndroid OS向け日本語入力アプリ「Simeji」に関する報道について、見解を発表した。これは、「アプリで入力した文字列をすべて外部に送信してしまう」とする報道に対応したもの。発表によると、ユーザが入力した情報は利用規約のプライバシーポリシーに則っており、入力情報を同社のサーバに送る場合は事前に許諾を得ているという。また、クレジットカード番号やパスワードなどの信用情報、または住所や電話番号などの個人情報については、ログ情報として収集しない仕様としている。クラウド入力については、セキュリティが確保された通信方式を採用しており、サーバに送られたデータは厳重に管理している。なお、同社のサービスは機密性の高い情報を扱うクラウドサービス業者と同レベルのデータ管理を行っていると認識しているという。ただし、報道を受けて同社が調査した結果、SimejiについてログセッションがOFFの場合でも一部のログデータが送信されていた事実を確認したとしており、バージョンアップ時に起こった実装バグであることが判明した。バグを改善する最新バージョンを緊急リリースするとしている。