ハロウィーンイベントで3万本ものSteamキーが盗まれる、一部ユーザーはIP偽装やボットなどを利用(Wadjet Eye Games) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.02.20(火)

ハロウィーンイベントで3万本ものSteamキーが盗まれる、一部ユーザーはIP偽装やボットなどを利用(Wadjet Eye Games)

国際 海外情報

先月末のハロウィーンでは幾つかの海外スタジオがゲームにアップデートコンテンツを追加するなど独自イベントを開催していましたが、とあるインディー開発スタジオがお菓子の変わりにゲームを無料配布しようとしたところ、3万本ものSteamキーが盗まれるという事件が海外にて発生しました。

これはニューヨークのスタジオWadjet Eye Gamesが、アドベンチャーゲームBlackwellシリーズの第4弾タイトル『Blackwell Deception』を無料配布しようとした際に発生した事件。プロモーション開始直後、キーの自動生成プログラムから一度に数百本のSteamキーが提供され、用意した5万本のSteamキーの内2万本が早々と放出されていることに気づいたとWadjet Eyeは語っています。

Wadjet Eyeは幾つかの対策を取ったものの、一部のユーザーはIP偽装やボットなどを利用していた模様で、Steamキーが放出され続ける事態に対応出来なかったWadjet Eyeは1日かけて実施する予定だったプロモーションを早々と終えることを決意。セールスプロバイダーのBMTにプロモーションを終了するよう伝えました。



……しかし次の日の朝、Wadjet Eyeの開発者が起きて確認すると、BMTはパブリックリンクを削除したもののキージェネレーター自体は取り下げておらず、不正アクセス者が一晩の内に残りの3万キーも入手してしまう結果となってしまったそうです。この3万キーは後に無効化されたものの、ハロウィーンの精神に則ったプロモーションは、用意した半分以上のキーが不正に取得され無駄になるという散々な結果に終わってしまいました。

スタジオのヘッドDave Gilbert氏は海外メディアGamasutraのインタビューに対し「ああ、キャンディ販売店がハロウィーンに無料のキャンディを配ろうとしたら、顧客がバックルームに入り込んでストックを盗んでいったようなもんだ」とコメント。BMTを含め「誰も責めはしない」とも伝えたものの、Twitter上では「今回の全ての出来事でとても酷く悲しんでいる」とツイートしています。

なお先に取得された2万本のキーは無効化されておらず、また今回の件でSteamにてBANは行われていないことがWadjet Eyeより明らかにされています。

インディー開発スタジオがハロウィーンにゲームを無料配布しようとしてSteamキー3万本を盗まれる

《ishigen》

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