NTTソフトウェア株式会社は3月6日、企業がクラウドサービス内にデータを暗号化保存することで、情報漏えいを防止する国産初の製品「TrustBind/Secure Gateway」を4月1日から販売開始すると発表した。本製品は、指定された個人情報や機密情報を暗号化した上でクラウドサービスへ送信し、クラウドサービスから暗号化された情報を受信、復号する機能を提供するもの。ライセンスの定価は月額1,000円(1IDあたり。別途導入に必要なシステムインテグレーション費用などが必要となる)。また、利便性をより優先させることによって、クラウドサービスでは暗号化された情報が保存されるので、サービス業者や社員の過失または悪意によるデータの漏えいなど、クラウドサービスの機密情報が持ち出された際の情報漏えいリスクを軽減する。まずはSalesforceに対する暗号化・復号機能を提供する。本製品はクラウドサービスとユーザ企業のネットワークの間にゲートウェイ装置として設置する。暗号化・復号処理はゲートウェイで自動的に行われるため、利用者は特別な操作が必要なく、クラウドサービスをより安全に利用することが可能になる。