いじめに関するネットアンケートを実施、内容は「陰口・仲間はずれ」が32%と最も多い(ドワンゴ、ニワンゴ) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

いじめに関するネットアンケートを実施、内容は「陰口・仲間はずれ」が32%と最も多い(ドワンゴ、ニワンゴ)

 動画サービス「niconico」を運営するドワンゴとニワンゴは、いじめに関するネットアンケートを実施した。「いじめられたことがある」と回答した人が57%を占め、そのうち27%が「自殺を考えたことがある」としている。

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 動画サービス「niconico」を運営するドワンゴとニワンゴは、いじめに関するネットアンケートを実施した。「いじめられたことがある」と回答した人が57%を占め、そのうち27%が「自殺を考えたことがある」としている。

 アンケートは8月5日から8日、動画サービス「niconico」で登録ユーザーを対象に実施し、107万人が回答した。niconicoユーザーの意見をリアルタイムに集計できるネットのアンケート「ニコ割アンケート」で、今回いじめに関する全14の設問について回答を得た。

 学校(幼稚園や保育園を含む)でいじめを受けた経験は「ある」が57.2%、「ない」が42.8%。都道府県別では、埼玉県(59.9%)、神奈川県(59.9%)、京都府(58.9%)、東京都(58.5%)などが高く、島根県(49.2%)、香川県(49.7%)、鳥取県(49.7%)、熊本県(49.8%)などが低かった。いじめにより「自殺を考えたことがある」と回答した人は27.4%だった。

 いじめを受けた時期は「小学生のとき」が24.8%と最多。男女別では「小学生のとき」と回答した女性が40.9%と高かった一方、男性は「専門学校・大学生の時」(23.1%)、「高校生のとき」(21.1%)と、女性に比べて年代が高い傾向にあった。

 いじめの内容は「陰口・仲間はずれ」が32%と最も多く、「誹謗中傷・脅しなどの言葉の暴力」(19.3%)、「物を隠される・壊される」(15.6%)、「殴る・蹴るなどの身体的な暴力」(12.6%)と続いた。

 「いじめられていることを誰かに相談したか」の問いには、「誰にも相談できなかった」が54.3%と半数以上を占めた。「家族に相談」は26.5%、「先生に相談」は10%、「友人に相談」は6.9%。相談の結果については、「解決して、いじめられることはなくなった」(36.8%)と「解決はしなかったが、いじめは軽くなった」(24.4%)が、「解決せず、いじめは続いた」(21.5%)を上回った。

 一方、いじめた経験については、57.3%が「ない」と回答。「当時はいじめだと思っていなかったが、あとで振り返ってみると被害者はいじめだと感じていたと思う」が26.7%、「ある」が15.9%。いじめをやめたきっかけは、「いつの間にかやめた、または、あきた」が38%、「自主的に反省してやめた」が21.8%、「クラス替え・卒業」が15.2%、「先生から注意を受けた」が9.7%という結果だった。

57%が「いじめられたことがある」…niconicoアンケートに107万人回答

《奥山 直美@リセマム》

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