内閣府が13日発表した2011年10〜12月期の実質GDP(国内総生産、季節調整済み)の速報値によると、成長率は前期比0.6%マイナスと2四半期ぶりの減少となった。年率換算では2.3%のマイナス。震災復興需要などから7〜9月期は1.7%の高い伸び率から一転してマイナスとなった。輸出が3.1%減と落ち込んだのが響いた。欧州経済危機などや円高の影響で、欧州向けが不調だった。輸入は1.0%増だった。輸出から輸入を差し引いた財貨・サービスの純輸出は0.6%減だった。内需は0.1%増だった。個人消費は、0.3%増と3四半期連続の成長となった。サービス需要が好調だった。民間住宅は0.8%減となった。民間企業設備は震災復興で自動車や建設機械の需要増加の効果で1.9%増と5四半期ぶりにプラスとなった。公共投資は2.5%のマイナスと2四半期連続マイナスとなった。